◆I (26×25.8 cm 120p Hard-Cover)
text by Gerry Mullins
essay by Daniel Dixon
アメリカ、ニュージャージー州出身の女性写真家Dorothea Lange(ドロシア・ラング 1895-1965)。彼女はサンフランシスコで人物写真家としてのキャリアをスタートさせました。被写体はおもに労働者たち。この本は、1954年に彼女がアイルランドを訪れその伝統的な風景、スタイル、そしてリアルな生活者、男や女たち、子供の姿を捉えたもの。農夫が身に纏うニットセーターにベスト、使い込まれたツイードコートにキャップ。羊飼いや街の風景、とにかく何もかもがクールに克明に、そしてリズミカルに描写された写真集。彼女の写真世界に吸い込まれます。
あと、ミーハー的に言えば、ファッション的デザインソースが満載です。

ライブラリーもののため、表紙裏ふくめ数カ所に蔵書印があります。また、中ページの2カ所にエンボッサーが押されています。写真の風合いは損なわないレベル。
ダストカヴァーには背表紙にシールが貼られており、保護シートがしっかりとかけられた状態です、そのためダストカヴァー自体のダメージは少なく、隅のひどい潰れもありません。

この本のテキストを担当したGerry Mullins の直筆サインが入っています。
オリジナルは1996年出版、今回入荷分は2001年に再版されたもの。
テキスト／英語
Photographs 写真集 vintage ヴィンテージ Dorothea Lange's IRELAND