カイ・フランクのヴィンテージグラスウェ。ヌータヤルヴィ社で1962年〜1966年の4年間のみ、製作されたデカンタです。
型吹き手法で製作された作品で、首の付け根部分から突然にガラスが有機的な表情に切り替わっていて、ブルータルな表情。発想したカイ・フランクもユニークですが、テクニカルに技法を操れる職人がいたからこその作品ではないでしょうか。縦方向にゆらぐガラス表面のニュアンスや陰影がとてもあるもので、クリアガラスがとても美しく見えます。
ボディには小さな気泡が見られますが、当時のガラス特有のもの。内側には薄い水垢、また底面に経年相応の擦れが見られる以外は特筆すべきコンディションは特になく、とても状態良好なヴィンテージです。
裏面にはカットサインが記されています