20世紀初頭のチェコで一瞬だけ花開いた建築とデザインのムーブメント「チェコ・キュビズム」。
Vlastislav Hofman(1884-1964)はそのムーブメントの中で画家、建築家、デザイナーとして活躍した多才な人物。
このコーヒーカップ＆ソーサーはそのVlastislav Hofmanが、1911年にプラハのアート・アソシエーションだったArtělと共同開発したセラミック製テーブルウェアシリーズのひとつです。チェコ・キュビズム装飾用品の多くは結晶体をイメージして形作られるなか、このテーブルウェアは垂直水平なフォルムがベースになっています。しかしどこかバランスが奇妙で面白い。
オリジナルは Graniton, Rydl & Thon, Svijany - Podolí.社で作られましたが、現在はチェコ・キュビズムを知る上での貴重な資料的作品で入手不可能なアイテム。
今回紹介するものは、そのコーヒー(ティー）セットが限定ナンバリング復刻されたものです。

以前バスク地方で見つけた素朴な格子柄のカップ＆ソーサーを彷彿させるデコレーションが、organ店主のお気に入り。オリジナルカラーでもハッとするような赤色が使われていました。格子柄が絶妙なバランス。

re-issued by KUBISTA

カップ
高さ5.6cm
直径6cm

ソーサー
高さ0.7cm
直径15.5cm

チェコ Czech プラハ praha Cubism キュビズム 161204