Wilhelm Wagenfeld / VLG /1930's Glass Vase

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今も魅力を失なうことのない、ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルドの美しいデザインワークの紹介です。
ヴァーゲンフェルドは、ワイマールのバウハウスにおいて異才モホリ=ナジに学び、その後1930年代にはモダニズムの先駆けとなるガラス製品を発表。
それらには、カイ・フランクなど北欧のカラスデザイナーたちと共通した先駆的な美的センスを感じ取ることができます。
それは「アートとテクノロジーの融合」という、それまで誰もなし得なかったテーマに果敢に挑戦するというバウハウスのヴァルター・グロピウスの理念に沿ったものでした。
ヴァーゲンフェルドの実験は戦後1950年代以降まで続き、数々のデザインアイコンとして今日まで愛され続けることになります。

1935年、ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルドはThe Lausitzer Glaswerke (VLG)という当時ヨーロッパ最大のガラスメーカーのディレクターとなります。そしてミラノやパリでなどで様々な国際賞を得ることになる、シンプルで優美な花器などをデザインしました。
こちらは、代表作である花器”Paris”のヴァリエーションだと思われる希少な作品です。まるでフリーハンドで描かれたような美しいボディとネックに、水平にカットされた口縁が静かなテンションを与えています。古典的なフォルムに新しい息吹を感じる傑作です。薄い抹茶色のカラーは、フィンランドのガラス作品にも通じるもの。ナチスの暗い影がしのびよる中、時代はアールデコからモダニズムへと移ろうとしていました。

エッジの効いた口元の状態は非常に良いもの。ボディや底も面には細かな傷が複数見られますが、どれも極小のものです。写真画像にて状態をご確認ください。

Size
W115×H220mm

From
Germany


Wilhelm Wagenfeld ヴィルヘルム・ワーゲンフェルド