JACQUES BLIN, CÉRAMISTE ET PORTEUR D'HISTOIRES

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◆I (30.5×23.2cm 288p Soft-Cover -カラー)

フランス陶器が持つ特徴のひとつに、絵付けを「装飾」というより、ひとつの「表現」としてとらえていることが挙げられます。ゴーギャンやルノワール、マチス、そして極めつけはピカソなど画家が陶器に絵を描いたことが思い起こされます。
世界中の各地では古くから、実用に寄り添う一種の模様としての絵付けはつくられてきました。いわば「用の美」です。それに対して、陶器を立体的なキャンバスと見立て、自身の自由な表現を生活の中に配置するスタイルで、「美の用=アート」としてフランスに旋風を巻き起こしたのが陶芸家 Jacques Blin (ジャック・ブラン/1920-1995)です。

スカルプチュアルな造形と洞窟壁画を彷彿とさせる線、独特な色の重ね、その唯一無二の表現は、当時の芸術家や知識人らの目に鮮烈な印象を与えたに違いありません。同時代に活躍したジョルジュ・ジューヴやポール・シャンボストらと並び、フランスのミッドセンチュリーを代表するセラミストのひとりとして高い評価を受けた彼の作品集が2019年に出版されました。
彼が手がけた数々の作品と展示の風景などの豊富なヴィジュアルと共に、その経歴や技法などを多角的に網羅し紹介した資料性の高い一冊。
テキストはフランス語・英語で併記されています。
2019年出版 
テキスト/フランス語・英語
作品集 プロダクト