イルマリ・タピオヴァーラの珍しい作品を見つけました。調べたところ、1957年にイタリアのメーカーLa Permanente Cantuで短期間だけ製作されたもの。ここはジオ・ポンティなどの作品も手がけた工房で、創立は1893という老舗。製作を依頼したのはイタリアの著名な司祭だったとのこと。同時期に椅子も発表していますが、市場に出ることはほとんどありません。と、来歴が面白すぎるオットマンなのですが、もちろん、タピオヴァーラ節が充満しています。
荒く編まれた革のベルトと、先をテーパートに絞ったビルマチーク材との組み合わせは、それだけでもうインパクトあり過ぎ。アフリカやペルシャ、いやインドなどのカルチャーに連なるワイルドなエレガンスがあります。
構造的不具合はありません。革の部分に経年による硬化が見受けられますが、今の所はしっかりしています。

※このアイテムは、ヤマトのらくらく家財宅急便：Aランクでのお届けとなります。そのため代金引換のサービスはご利用いただけませんこと、予めご了承下さい。