Kaj Franck/Nuutajarvi/Striped smoke filigree vase

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ガラスの技法は実に多様です。
研究から生まれる技法もあれば、偶然生まれたものもあります。
フィンランドのヌータヤルヴィの工房にてガスを取り込んだガラスが生まれたのは40年代後半のことでした。それは意図しないアクシデントによるもので、廃棄されそうになったものに、たまたまその場に立ち会っていたグンネル・ニューマンが目をつけます。その後、試行錯誤の末に確立された技法は「スモーク・フィリグリー」と名付けられ、彼女の晩年の作品に取り込まれました。

こちらの有機的なガラスボウルはカイ・フランクが50年代初頭にデザインしたもの。時期的には、彼がヌータヤルヴィでデザインを手がける初期にあたり、トライアルな初々しさを感じます。

グンネル・ニューマンというデザイナーに対して、信頼を寄せていたカイ・フランク。彼女の遺した「スモーク・フィリグリー」の技法を用いたこの作品は、プライベートな、ある種のオマージュと呼べるのかもしれません。

使用感が見られますが、コンディションの良いものと判断します。
裏面には、うっすらとですがアシッドサインが見られます。

Size
W98×D90×H45mm

From
Finland