マシュー・マテゴの"perforated metal"と呼ばれる無数の穴が開いたメタルの板を、自在に曲げてつくられた数々の作品は確かな技術とともに、フランス50年代のモダンデザインを象徴するウィットに溢れています。

今回1960年代にデザインしたトレイ・ブラックが入荷しました。曲線の柔らかく且つシャープなシルエットは、簡潔なアイテムを凡庸さとは無縁の作品へと見事に昇華させています。中でも、W475×D280という理想的なサイズで、シンプルなハンドル付きというトレイとして必要十分な機能を備えた長方形のものは希少になっています。
コンディションですが、所々に塗装落ちや錆があり、裏面に４箇所丸い保護シールを剥がした跡が残っています（写真8と9、撮影するとこのレベルです）。また１箇所に溶接の剥離が見られますが（写真10）、全体の強度には影響を及ぼしてはいません。
ますますレアになる中、とても良いコンディションを保っています。
画像でご確認下さい。



トレイ Mathieu Mategot お盆 Artimeta