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ルーシー・リーの、1950年代のソーサー。
ウィーン時代に作陶を始めたルーシーは、それまでの「装飾過多」を否定し、シンプルな「家庭用」の陶器を目指しました。しかしそこにはシンプルなだけではないある種の巧妙さも潜んでいます。このソーサーは、カップが不在なだけに、そんな彼女の個性が強く感じられます。緊密に一体化したフォルムと白釉。カップが収まる溝と、裏面の窪みとの見事な関係。そして、真横からの柔らでシャープな美しさ。
すべては類まれなルーシーが編み出した技法なのです。
かすかに歪んだフォルムと、白釉の重なりと濃淡が楽しめます。裏面には縁をふちどったマンガン釉薬の微妙な変化がとても美しく、エレガントな佇まいのソーサーです。
エッジに1箇所、白釉薬がのっていない部分があります。他にも小さく釉薬がのっていない箇所(それぞれ1ミリほど)がありますが、いずれもダメージではありません。
状態良好なものです。
直径13.5cm x 高さ2.4m
Lucie Rie ルーシー・リー マンガン釉薬 金継ぎ 食器 皿 plate ヴィンテージ