ウズベキスタンの西部に位置する砂漠地帯のオアシス、ヒヴァ。
アムダリヤ川という大きな川の下流にあり古代ペルシャ時代から繁栄していたというその都市で見つけた、古い鉢(ボウル)、1930年代頃に作られたものです。
サマルカンドが「青の都市」ならば、ヒヴァは「少し緑がかった青の都市」という印象。
これらの鉢に残る釉薬色もまた、たとえようがない緑青色をしています。そんなペルシャンブルーの水玉がリズミカルに並ぶアイテム。まだらに見える紫のマンガン釉からグレイッシュな色が覗きます。
水玉もよく見ると、ガラス質の釉薬がかかってない箇所がみられます(黒っぽいところです。)
若干、他のものより焼きが深いのか、しっかりと硬い質感を持っています。
焼く時に空気が抜けた穴がところどころ見受けられます。
全体的に貫入が入り、風合いが増しています。また、素地が柔らかいため欠けた箇所も多数ありますが、経年変化相応のものです。

直径19.4cmx高さ5.8cm
ペルシャ陶器 persian pottery ceramics faience ファイアンス ウズベキスタン bowl 茶碗 vintage 工芸品 uzbek old craft クラフト ヒヴァ 中央アジア 170625