サイズ／50×70cm(絵 44.4×59.6cm)
レイモン・サヴィニャックは、20世紀を代表するポスター作家として、日本でもお馴染みかもしれません。それまでのポスター様式にとらわれない、大胆でユーモラスな画風は、一目で「サヴィニャックだ！」とわかるほど独創的。フランスの有名な企業の広告を通して、たくさんの人々に親しまれてきました。
ところが、今回、ご紹介するのは商品名や、企業名がない、"DEFENSE D'AFFICHER"というテーマで「作品」として、1972年に発表されたもの。いわば、"グラフィカルなスローガン"とでもいえそうな、社会的メッセージ性が強いものばかり。その後、1994年に、全24作品のうちの8作品が、セリグラフで500部限定プリントされました。まだ存命だったサヴィニャック自身が鉛筆で直筆サインを入れています。今回ご紹介する5作品には、いずれも独特の「視覚的ギャグ」が凝縮された表現となっています。

こちらは、一目瞭然、「公害」をテーマにした作品。「イメージは、そのメッセージ性において、言葉が全く要らなくなるほど明瞭でなければならない。」と評したのはパリの広告博物館の元館長アラン・ヴェイユ。確かに、なかなか強烈なメッセージですが、同時に、彼の特徴である「視覚的ギャグ」が大胆に発揮されています。ネクタイ氏は、果たしてスモッグを吸っているのか、吐いているのか、ウーン、悩ましい。

500部限定 エディションナンバー入り
165/500
※フレーミングは参考画像、ポスターのみでの販売です。
Raymond Savignac "DEFENSE D'AFFICHER" レイモン サヴィニャック ポスター セリグラフ オリジナル 171104