Charles Voltz (1923-67)は、ヴァロリスでロジェ・カプロン達と同じく1950年代に活躍したフランスの陶芸家。
他の陶芸家と同じようにモノトーンや緑系の釉薬を使ったテーブルウェアも作っていましたが、彼の作品で特に個性を放ち魅力的だったものが、とても鮮やかな赤色のテーブルウェア、50年代の作品。特にシンボリックだったカップ類は、ラッパのように広がった持ち手のデザインがオリジナリティたっぷり。
世界各国の「モノ」を独自の視点でコレクションしたことで知られる画家・猪熊弦一郎も、Charles Voltzのこの赤いテーブルウェアを所蔵していました。

ヴァロリス地方特有の柔らかい陶器の特性上、コンディションの良いこのテーブルウェア・シリーズをゲットできたのは稀なことです。リュエラン夫妻の陶器にも通じる艶やかな質感をお楽しみください。

今回入荷した3客中、若干肉厚のタイプです。ソーサーの表面には細かなすり傷が見られます。
カップ 直径8.1cm 高さ6cm
ソーサー 直径cm
Charles Voltz Charles Voltz Vallauris in 1950 utilitarian ceramic vase pitchers African mask abstract engraved Robert Picault Gustave Reynaud 180127