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1950年代から60年代を中心に、フランスで活躍した夫婦の陶芸作家、Danielle et Jacques Ruelland (ダニ・リュエラン[1933-]とジャック・リュエラン[1926-2008])の作品。彼らの作品を見つめていると、「自然は直線を嫌う」と唱えた18世紀のイギリスの造園家の言葉を思い出します。夫妻が創りだした形にはどれも有機的なゆらぎがあり、それはこのゆったりと広がるボウルにも感じるものです。
マンガンを含んだ土の上に幾重にも吹きつけられた釉薬の積層は、ブラウン、グリーン、イエローが次々に浮かび上がる複雑な色彩を実らせました。内側の白釉はグレイッシュで、安定感のある形と相まって静謐な雰囲気を漂わせています。
艶やかな肌には細かな無数のポップが見られ、口下に少し歪みを含んでいます。極浅いすり傷や底のエッジに釉の剥がれた箇所も見られますが、どれも風合いを損なうものではありません。
裏面には"DJ Ruelland"のサインあり。
直径18.5cm 高さ7cm