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Rut Bryk(ルート・ブリュック/1916-1999)は20世紀半ばのフィンランドで活躍した陶芸家。アラビア社のアートデパートメントでその才能を開花し、ロマンティックで細やか、唯一無二なアートピースを生み出した希有な人。
プロダクトデザイン界の巨匠タピオ・ヴィルカラの妻でもあります。作品の多くはアートピースや壁面レリーフのため、手に入れるチャンスは、決して多くありません。
そんな彼女の、数少ないプロダクト作品のひとつがこちら。夫タピオ・ヴィルカラがローゼンダール社のスタジオラインためにデザイン(1973年)した"Polygon"シリーズに、1980年代はじめルート・ブリュックがデコレーションを施したコラボレーション作品"Winterreise" (冬の旅)シリーズです。
コーヒ用で使われていたものでしょうか、容量もほどよい印象のカップ&ソーサー。冬の景色ですが、やさしいパステルカラーの建物があたたかみを感じます。
クラックやチップといったダメージもない、状態良好なヴィンテージです。
カップ直径6.8x高さ6.5cm
ソーサー直径13.3cmx高さ1.5cm
ROSENTHAL タピオ・ウィルカラ ルート・ブルック 190829