Cees Braakman / "Flamingo" Lounge Chair

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必要な安楽さを担保しながらも、異素材を使った椅子の新しい魅力に目覚めさせてくれたのはチャールズ・イームズのワイヤーチェアでした。それは、デザイナーというよりアーティストの作品、いわば「座ることのできるオブジェ」のようにクールな異彩を放っていました。同時期にハリー・ベルトイアのワイヤーチェアにも出会いました。ふたりに共通するのは「グリッド」。細いワイアーを格子状に構成して椅子をデザインするという画期的な発想でした。それは同時代の画家ソル・ルウィットや、ドナルド・ジャッドにも通じる「ミニマリズム」の発見だったにちがいありません。
もうひとり、オランダにもワイヤーチェアをデザインした人物がいます。Cees Blaakman(日本ではケース・ブラークマンと表記)です。彼はアメリカに渡り、ハーマンミラー社で働いています。当然イームズの影響を受けたことでしょう。でも、アノニマスに完成されたイームズのフォルムと違い、後のドローグデザインにも通じる独特の「ヒューモア」を感じるところが魅力だと思います。

オランダのPastoe社から1959年に発表された”Framingo”シリーズのひとつ、ラウンジチェアです。脚部の下部分を黒にした幾何学的なデザインはスポーツカーのようでもあり、まるで「デ・ステイル」の流れをくんでいるかのような平面構成がグリッドを際出せています。後述するシリーズに比べると数も少ないアイテムとなります。経年のため、座面前部のワイヤー溶接が4ヶ所、向かって左面が4ヶ所外れています。座ってみても特に不安を感じることはないかと思いますが、ご承知おきください。状態を考慮したプライスです。

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W560×D620×H760/SH375mm(低い部分3230mm)
Cees Braakman Flamingo Lounge Chair C. Braakman Postoe ラウンジチェア Chair 191019