スウェーデンの作家エリック・ホグランがデザインしたこのガラスブロックのシリーズは、当時壁に埋め込むガラスのパーツとして製作され、後に灰皿として販売されました。
プリミティブな雰囲気に溢れ、とてもホグランらしい作品です。
熱されたガラスにひとつひとつ深く型押しして作られており、ガラスの厚みやフォルムはふたつとして同じものはありません。

透過性のない墨黒に、流水紋様のような線が走ります。
みずみずしい印象のホグランのガラスの中にあって異質ともいえる佇まい。
希少色です。

底のエッジに削れたようなざらりとした箇所があります。ダメージと捉えるにはいささか判断に迷うラインのものです。