Doña Rosa/Barro Negro/Tiger

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ミッドセンチュリーデザインを代表するイームズ夫妻の「ケーススタディハウスNo.08」の入り口に呼び鈴として掲げられた「四つベル」。その素朴で力強さのある不思議な形の黒い焼き物は、とても印象的でした。本来カウベルとして作られていたその黒陶は、アレキサンダー・ジラードや濱田庄司らもコレクションしたそうで、彼らの本にも登場するなどメキシコのフォークアートを象徴するひとつとして広く知られています。

ミネラルをふんだんに含んだ土で作られる黒い陶器(バロ・ネグロ)は、先住民族が作る実用性の高い焼き物でしたが、その技法は一度失われています。それを蘇らせ、実用品から芸術品へと昇華させた陶芸家がいます。

その人物はドーニャ・ロサ。

彼女は先住民が使用していたものと同じ土を使用しながらも、完全に乾ききる前に石英で表面を磨き上げることでメタリックな光沢感を出現させ、さらに発色を深めるために低温・短時間での焼成法を考案しました。以降、この漆黒のフォークアートはひとつの産業として土地に根付いています。

こちらは動物のフィギュア。モチーフとなった動物は不明です。
爆裂を防ぐための穴が施されています。

Size
W220×D140×H180mm

From
Mexico

Designer
Doña Rosa/Rosa Real Mateo de Nieto