印象派、フォービズム、キュビズムからダダイズム、そしてシュルリアリズムへと、20世紀のアートシーンを駆け抜けた画家フランシス・ピカビア。「描き続けるためには、狂人にならなければならない」と語ったように、あるジャンルにセグメントされることを拒否、絶えることなく自身の画風を変化させた稀有なアーティストです。
この『スペインの夜』と題された作品ポスターは、1976年にパリのグラン・パレで行われたピカビアの展覧会のために製作されたオリジナル。フラメンコを思わせる男女は「陰陽とエロス」のメタファーなのでしょうか。ラテン的「あやかしの世界」が感じられます。



20410poster ピカビア ポスター