サラ・ホペアが1958年にデザインしたガラスベースは、「帽子」というなんともチャーミングな名前が付けられています。
確かにトップハットをひっくり返した出で立ちです。
ガラスに現れる青の濃淡は水面のようで、花を活けるとまるで湖から伸びているように見え、それもまたユニーク。
真横から見ると微妙に斜めになっていて、ガラスの重さに委ねた製作の過程が伺えます。

ボディに極小の気泡が含まれています。
口の部分に擦れた箇所が見られますが、目立つものではありません。良好なコンディションです。
底面にカットサイン"S・Hopea,Nuutajarvi Notjo l-62 "あり