Jacques Blin/Pitcher

Price125,000/税込137,500

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フランス陶器が持つ特徴のひとつに、絵付けを「装飾」というより、ひとつの「表現」としてとらえていることが挙げられます。ゴーギャンやルノワール、マチス、そして極めつけはピカソなど画家が陶器に絵を描いたことが思い起こされます。
世界中の各地では古くから、実用に寄り添う一種の模様としての絵付けはつくられてきました。いわば「用の美」です。それに対して、陶器を立体的なキャンバスと見立て、自身の自由な表現を生活の中に配置するスタイルで、「美の用=アート」としてフランスに旋風を巻き起こしたのが陶芸家 Jacques Blin (ジャック・ブラン)です。
ジャック・ブランは航空エンジニアから陶芸家へと変身した、ちょっと変わった経歴の持ち主。1954年にパリに工房を開き、その後またたく間に作品を発表し高い評価を得ます。転機となったのは画家Jean Rustin(ジャン・ルスタン)との出会い。このアヴァンギャルで比喩的なアーティストとの生涯に渡る交流から、ジャック・ブランの特異な作品が生まれたといわれています。

今回ご紹介するのは、取っ手付きのピッチャーと、それに付随するマグカップ。いずれもスクラッチされた「可愛く、奇っ怪な絵」がフィーチャーされたジャック・ブランの代表作です。
まず高さ25cmの大きなピッチャーでは、前面に配された槍を持つ男と、両手をクロスする女が目に入ります。そして裏面には、全面を覆う奔放ともいえる一筆書きのような世界。二本足の手に、杖かくわ状のものを持つのはヒト?と思ったら、その肉体はニョロっと伸びまくり、反転して地面へ向けて曲がりくねってしまい、最後には、愛らし気な顔の蛇らしきものに変容しているかのよう。これはヨーロッパ的神話でしょうか、それとも、ジャック自身が創作した「寓意」なのでしょうか。いや、フランスが発見した”Art Brut (アール・ブリュット) ”ととして、楽しみたい作品です。
割れや欠けがない、とても良いコンディションです。




Size
外径88×W105×H96mm

From
France