熱伝導率の高さと温度ムラが少ないことで料理家達にも愛される実用的な銅鍋に、オブジェ的要素が加わったアイテム。
ヘニング・コッペルといえば、「ジョージ・ジェンセン社」のディレクターとして数々のジュエリー作品をデザインしたことで有名。その有機的なフォルムは、商業デザインというより、彫刻的発想に基づくアート感覚から生まれたもの。
この「ジョージ・ジャンセン社」製のミルクパンも、どちらかと言えば　"『見て』使う"ことが考慮された様子です。
ステンレス製の持ち手フォルムは、彼のデザインしたジュエリーやカトラリーと同じく、ゆるやかなカーブを描いた凹みが美しいかぎり。実際に指を添えると、この凹みは使いやすさにも一役買っています。

ヴィンテージの為、本体には銅の経年変化・変色がみられますが、使用上の問題はありません。
彼のジュエリーは、いうまでもなく高価、で、それらと同じジョージ・ジェンセン製の、使えるオブジェはお値段的にも嬉しいものであります。