スウェーデンの作家エリック・ホグランは、53年から73年にかけて在籍したBODA社で数々の作品を生み出しました。ヨーロッパに限らず、様々な土地のプリミティブな作品に触れた経験を通して生み出された作品は、創造性に溢れつつもガラスならではの表情を損なわないおおらかさに満ちています。
これらの鮮やかな赤色は、1960年に発表されたカラーラインナップ。

しっかりとした「赤色」発色したこのベースは、とろみあるガラスの質感がよく出ています。胸元にはホグランのそれとすぐにわかる特徴的な"人の顔"モチーフが付けられて、ぐっとこのベースをひきたてています。
表面にはガラスのうねりや気泡・凸部分が見られますが、それらは製造時にできたもの。トータルには状態良好なヴィンテージ。裏面には経年相応のスレ跡、小キズがありますが、ひどいレベルではありません。
裏面にはカットサインあり