フィンランドのデザイナー、ナニー・スティルがデザインしたアートピースです。彼女が1953年にデザインしたシリーズ"Meripihka"に酷似するもので、おそらく同時期にRiihimäen Lasiで製作されたものと思われます。
グレーの中に紫もしくは青の気配を感じる不思議な色味。
スウェーデンの陶芸作家フリーベリの"Egg shape(卵型)"ベースにも通じるフォルムですが、この一輪挿しは上部に水平面があり、逆さにすると自立します。なんともオリジナリティ溢れる絶妙なフォルム。

口縁を中心に浅く小さなすり傷など使用感が見られますが、トータルには良いヴィンテージ・コンディションです。