サーラ・ホペアは1952年、カイ・フランクとほぼ同時期にヌータヤルヴィ社にガラス製品のデザイナーとして起用されました。家具デザイナーからスタートし、照明デザイナー＝パーヴォ・テュネルのアシスタントとして才能を開花させた彼女を大抜擢したわけです。

美しいカラーとプロポーションを持つこちらのピッチャー。スタッキングを前提にデザインし、評判となったタンブラー＃1718とセットでデザインされたピッチャーです。そういえば、このピッチャーはタンブラーを逆さまにした形ですよね。シンプルな発想に好感が持てます。

ボディの下方にすり傷など、いわゆる小キズが見られますが経年相応のものと判断します、ページ下3枚の写真で小キズの雰囲気をご確認ください。クラック等のダメージは無し。トータルには良好なヴィンテージコンディションです。