シャルロット・ペリアンがデザインしたユモ社製のデスクランプです。
ユモ社は、照明メーカー"グラ"や"ジェルデ"と同様に、機能性に優れたインダストリアルな照明を作るメーカー。ペリアンはほかにもユモ社の照明デザインを手がけています。

このデスクランプは、淡いグレーと黒に塗り分けられたシェードの形状が特徴的です。
支柱とベースが接合する部分、シェードと支柱がジョイントする部分、それぞれの設計により光の角度を自由に変えられます。
その姿はまるでピクトグラムのように簡潔で、美しい姿。

当時人気があったようで、こちらバージョン違いのタイプがいくつか発売されていました。
制作年は不明ですが、おそらく50年〜60年代頃に作られたのものと思われます。

シェードの上部や口縁を中心に、浅い小キズと塗装落ちといった経年相応の使用感はありますが、風合いを損なうものではありません。
実際にいろんな角度をつけて触っていると、支柱がごく僅かに垂直ではないことに気がつきますが、これは製作時からそのようになっていたと考えられます。普通に置いている分には全く気付きません。裏面は柔らかい素材でカヴァーされています。
持ち上げるとベース部分の重みもしっかりとあるもので、ある程度の安定性があり、支柱のスチールには使用感が少なく光沢もあり、トータルには状態の良いヴィンテージ・ランプです。

＊当店では電球を付けての販売はしておりません。ご使用の際はアンティーク球をご用意ください。