ヘニング・コッペル(1918 - 1981) といえば、デンマークのジョージ・ジェンセン社ディレクターとして数々のジュエリー作品をデザインしたことで知られています。一目見ただけでそれと分かる綺麗なフォルムは、商業デザインというより、彫刻的発想に基づくアーティストとしての感性から生まれたもの。そのセンスはジュエリーだけでなく、カトラリーや時計、オイルランプや温度計などのホームユースなプロダクトにまで、高度な品質とともに一貫して発揮されています。
この蓋付きポットは、 Royal Copenhagenと並ぶデンマークを代表するポーセリン・メーカー、Bing & Grøndahl's（B&G）によって製品化されました。B&Gは1856年に設立され、北欧陶器の素晴らしさを世界に知らしめました。コッペルの優雅で造形的なフォルムをその高い技術で他にない製品に昇華しています。落ち着いた白釉が上品で、こんな器でサーモンスープをサーヴされたら幸せですよね
とても良いコンディションです。