1955年にデザインされた、ユニークな魚フォルムのオープナー。
オーストリア・モダン・クラフトの代表的作家、カール・オーボックのヴィンテージ・プロダクトです。
藤紐や角の素材のタイプもある中でこちらはレザーを使用しており、使い込まれた革特有の風合いの変化を楽しめる逸品。

こちらは1959-1969に製作されました。ステンレス部分はArthur Salm社で、レザーのグリップを含め、最終的な仕上げはオーボックの工房で行っています。アメリカで製造するにあたり、オーボック作品集に掲載されているアイテムから主に口元のフォルムに若干の変更が加えられているようです。

ステンレスのベースは、魚の下顎あたりが若干摩耗している他は使用感によるスレが少なく綺麗です。レザーは水跡や使用感は残るものの、破損部位も少なく、このコンディションはなかなかに稀少。



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