1924年から製作が始まったカンデム社のデスクランプは、その後1940年までの間に様々な仕様変更を重ねました。その中でも、バウハウスのマリアンネ・ブラントとH.ブレデンディックがデザインし1928年にカンデム社から発表されたモデル679がパーマネントなスタイルを持つアイコンとなっています。
こちらはその後継機種で1939年に発表されたモデル1089です。ベースと支柱のジョイント部が全方向可変で、スイッチもベースに置かれていて、最も完成されたデザインといえます。開口部が斜めにカットされた形状のシェードにより広範囲の光角度を持っています。
深いグリーン色を含め、オリジナル・コンディションですが、シェードとベースの経年使用感の違いから、シェードはやや新しいものと交換された可能性があります。また、シェードの真鍮のキャップ部と布コードは取り替えられています。いづれも80年以上の時間の経過を感じさせてくれます。状態を考慮したプライスです。
※コンセントプラグはオリジナル、ヨーロッパ仕様です。
使用時にはコンセント・変換プラグ"Aタイプ"をご準備ください。口金E26サイズのLED電球も使用可能。



マリアンヌ・ブラント Marianne Brandt クリスチャン・デル Christian Dell bauhaus KAISER idell Kandem No.1089 No.999