カチナは、ネイティブ・インディアンの部族のひとつ、ホピ族が信仰する超自然的な精霊のような存在です。
カチナを立体的にかたどった「カチナドール」は、イームス夫妻の邸宅に飾られていたり、デザイナーのアレキサンダー・ジラルドが蒐集していたことでも知られています。当時スーベニアとしても大変人気があったようです。
全てハンドメイドで製作されるカチナ。どれひとつ同じ表情のないものです。

コットンウッドとは異なる材で作られたカチナで重量感があります。
程よく褪せた色とキュートなアレンジが加えられた絵柄、なによりも、最近めっきり見つからなくなったこのサイズは珍しいと思います。
頭部の飾りや右耳、手に持っていたはずの道具など、欠損は見られますがそれでもなお適度な経年変化で、トータルには綺麗なコンディションです。