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アルヴァ・アアルトがデザインし、その後名作と呼ばれる椅子やスツールなどの多くが、1933年パイミオのサナトリウムの建築時にデザインされたものが多いことに驚かされます。初期衝動って凄いですよね。このドロワーの原型もその1つです。
もともとは病室のベッドサイド用だったのですが、後年になってサイズと引き出しの数を調整し、テーブル下に収まる可動式のドロワーとして発売されたようです。こちらは、そのアノニマスな形状はそのまま、なんとキャスターも木製で昔と同じ(直進のみで、動きも悪いですが)。おまけに、反対面には三段の可動式の棚が加えられている特別仕様です。似たようなものがartekの2003年のカタログに載っていますがキャスターはなく、奥行きも55cmと短く背後の棚はありません。しかし、プライスも217,350円と高価だったためか、翌年には廃盤となっています。
こちらはおそらく1940〜50年代製作かと思われる作品ですので、経年相応の小傷があります。面白いのは、一番上の引き出しを付属の鍵でロックを解除し少し引き出すことによって(写真5枚目)、その下の4段の引き出しも自動的にロックがオフになるという仕掛けなのです。なんともアナログな工夫が施されているということで、資料的価値も高い作品です。
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