ヴィルヘルム・ヴァーゲンフェルトの美しいデザインワーク。
「ハート・ベース」の発展型ともいえる1950年、WMF社での作品です。原型に比べると肩部分の張りをなだらかに、口部分を高くしてスレンダーな印象に、そして底辺を厚めにすることで安定感も増しています。サイズは数種類あり、薄いトルマリンカラーも美しく、花器としてはもちろん、オブジェとしても秀逸。セールス的にも成功した作品です。

以前は"5種類のサイズ展開"としておりましたが、"7種類のサイズ展開"と情報を更新します。
高さが7.5cmほどのこのベースは、おそらく同シリーズの中で一番小さなタイプだと思われます。
ガラスの厚みやトータルなフォルム、すべてをひっくるめて、とても清楚な佇まいをした逸品。

ボディの中腹・外側部分には写真で見て取れるように極小の丸傷が見られます、もう1箇所スレ傷も見られますが、どちらもひどく風合いを損なうものではありません。全体的な使用感少なく、トータルにはコンディション良好なヴィンテージ。