◆I (23.9×23.8cm 170p Soft-Cover)
まるでJ.L.ゴダールの映像作品のような赤と黄色のイントロダクションとクレジットからスタートする本著は、1985年にニューヨークとパリで開催されたジャン・プルーヴェとセルジュ・ムイユの展覧会に際して製作されました。のちに世界を席巻することになる二人の天才を紹介するきっかけともなったアイコンともいえる強烈な一冊です。
フランスならではの「ブルータルなのにエレガント」なそれぞれの作品 ＝プルーヴェの建築と椅子、ムイユの照明、車（その造形はテスラもびっくり)や、スケッチ、ポートレイトなどが、ドラマティックなページ構成で紹介されていて、唯一無二のグラフィック・デザイン。概念を形として表現した各ページ写真は、ここでは敢えて最小限に紹介しています。フランスならではの表現を楽しんでください。

ソフトカヴァー仕様ですが、バインディングはタイトです。表紙の端には若干の擦れ、背表紙に赤い印刷部分の日焼け、また裏表紙には左下隅に表面的な剥がれが見られます。中ページはとても良い状態です。
Antony Delorenzo/New York
Christine Counord - Alan/Paris
1985年
テキスト/フランス語、英語
プルーヴェ セルジュ・ムイユ 作品集