カール・オーボック3世は建築家としても著名で、さらにアメリカのM.I.T.へ留学し、イームズ夫妻やW.グロピウス、ミース・ファンデル・ローエなどに出会い、より工業デザイン寄りの作品を生み出しました。このキュートなホーローのポットはそんな3世が80年代にデザインし、Riess Companyから発表されたもの。鍋など数種類のサイズがありましたが、いずれも廃番です。そのなかでも、この小さなポットは色も独特でレア。オーボック家の伝統でもあるウィットに富んだ造形はしっかりと受け継がれているのです。
小さなサイズに似合わず、とっても堅牢で重みもあります。底に1箇所、小さなエナメル落ちが見られますが、その他はとても良いコンディションです。



Carl Auböck カール・オーボック Vintage