Attributed to Gilbert Marklund / Stool

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スウェーデンのデザイナー、ギルバート・マークルンドが1960年代末にパイン材で製作したとされるスツールですが、詳細は明らかではありません。モダニズムからポストモダニズムへとシフトしていた時代、あえて集成材を用いてフォークロアな手仕事感と、自由を強調しています。その時代に共有されたアナーキーなスタイルを感じることができる隠れた逸品。
どこか中世やオリエンタリズムを感じさせるシェイプにポッカリ開いた丸い穴。ぼくはスウェーデンのヴァイキングが10世紀頃には海だけではなくヨーロッパ内陸の大河を遡り、キーウを経て黒海まで到達していたことをふと思います。そこでスラブやイスラム、そしてアジアの文化とも接点を持っていたと考えても不思議はありません。そんな多様なカルチャーを大胆に取り入れたデザインに「東と西のフォークロア」の融合を勝手に感じてしまうのです。ヨーロッパとアジアは、思っているよりもミックスしていたのかもしれません。緩やかなカーブで広めの座面はゆとりがあって、地に足がついた感じ。丸い穴を持てば立ち上がりのサポートにもなります。目指したであろう丁寧、かつ大胆な仕事が見て取れます。
小さな傷は見られますが、コンディションも良く、シャルロット・ペリアンなどが好きな人にもおすすめの一脚です。

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Size
W540×D365×H535mm/ SH425mm

From
Sweden

Gilbert Marklund Stool "Jonte"