タピオ・ヴィルカラの脚つきシルバーボウル。
貝殻を思わせる渦巻きのボウルに、パールサイズの脚が2つ付いています。
フィンランドのHopeatehdas Oy社で1967年に製作されました。
1950年代後半にシルバーメーカーの老舗Kultakeskus社から発売した一連のシルバーシリーズにも通ずる、オーガニックなデザインです。
側面から見るその姿はとてもエレガント。
第二次世界大戦後、それまでの装飾的だった銀細工をいっきにモダンデザインへと昇華させたタピオ・ヴィルカラのシルバーオブジェは、きっと当時の人々にとって特別なインテリアオブジェだったのではないでしょうか。

表面やエッジに擦れ跡など見られますが、経年相応と判断します。打ちキズ・凹みといったダメージはないもので、トータルには状態良好なヴィンテージです。
側面にメーカー名とフィンランドのシルバーのクオリティを保証するマーク、デザイナー"TAPIO WIRKKALA”の名前が施されています。