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カール・オーボック2世(1900-1957)は、Aubock工房の名前を一躍知らしめた人物。生涯で500点に渡る作品を通して、ウィーンの伝統工芸をモダニズムへと昇華することを成し遂げました。今日ぼくらが目にすることができるものは、ほとんどこの時代にデザインされた傑作といえます。
こちらは太めの真鍮ロッドと籐で構成された、なにやら怪しげな物体。まるでアレクサンダー・カルダーなどの”キネティック・アート”に通じる「動く彫刻」を思わせるもの。動物のような動きを予感させる形態自体が異色なのですが、それにワインホルダーとしての「使える=オブジェ」の機能を持たせるなんて、オーボック2世さんのウィットに脱帽です。
装着ですが、ボトルは写真のように標準的なボディがシリンダータイプのものに限られます。まずホルダー自体を逆さまに持って、ボトルを首の方から、ホルダーの下部から通します。最後にホルダーの広がった真鍮部分に、じわっと力を入れながらボトルの下部分をストンとはめ込めば出来上がりです。これでもってワインをサーヴすれば「気分はソムリエ」なのです。
1946年デザイン。年代相応のパティーナが見られますが、編み込ラタンの状態が良いとはポイント高いです。むしろ、深みが増しているような。というわけで、トータルには良いヴィンテージコンディション。
Carl Auböck カール・オーボック Vintage