Attributed to Carl Aubock / Hanger

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ご存知のように、カール・オーボックはファミリーです。1世の金属工房の後を継いだ2世はヴァイマールのバウハウスに学び、そのモダニズム精神を反映したカルトな作品を発表、一躍世界の注目を浴びました。私たちがよく知るのは、この2世の作品がほとんどかもしれません。ご紹介するのは、その後を継いだ3世によるとされる美しいコートハンガーです。
カール・オーボック3世は建築家として著名で、アメリカのM.I.T.へ留学し、イームズ夫妻やW.グロピウス、ミース・ファンデル・ローエなどに出会い、より工業デザイン寄りの作品を生み出しました。それらは現代のミニマル感覚を先取りしたかのようですが、オーボック家の伝統でもあるウィットに富んだ造形はしっかりと受け継がれています。しかし、それらはあくまで「プロダクト」であり、従ってサインなどは存在せず、確定が困難な状況が多いのです。いろいろな資料にはカール・オーボック2世による似たタイプのプロトも散見されるため、3世によってリデザインされたと思われます。

持ち重みのする太めのスチールロッドをグラフィカルに曲げて生み出したハンガーは、ハンガーとしてだけではなく、一個のオブジェクトとして愛でてみたいもの。80年代初期のものだと思われます。
とても良いコンディションです。


Size
405×220mm/フック内径約30mm

From
Austria

Carl Auböck カール・オーボック Brass Vintage