Anthony Richardsは1950年代にイギリスのコーンウォール地方、セントアイヴスの近くに窯を開き、フランス人の妻Christianeと一緒にスタジオピースを製作し始めました。コーンウォール地方は古くはケルト人がいた処で、セントアイヴスと言えばバーナード・リーチと濱田庄司がイギリスで初めて登り窯を作った歴史的な場所。そんな焼き物の里で作られた彼の作品は、アジアと西欧とが不思議に融合したモダンな作風が感じられます。
1960年代に作陶されたコーヒーセットは赤茶色をした陶土に濃い茶色のマンガン釉を、上部には白い灰釉を垂らし掛けることによりすっきとしたクラフト感を醸しています。

コーヒーカップ＆ソーサーは数客入荷。
ちょっと背高のっぽなカップで、ハンドルが下のほうについたバランスが愛らしいもの。容量は200mlほど。通常の容量より少し多めなところもポイントです。
なにより、白い灰釉の風合いがとても美しい！
ぷっくりとした釉垂れが特徴的で、その特性から製作時にできたポップがあったり、釉薬のムラがあったりするものも見られますが、ダメージではありません。トータルに状態良好なカップ。

おすすめのアイテムです。甲乙付けがたいコンディションなので、随時こちらで選んでお届けいたします。カップ、ソーサーとも裏面にスタンプサインあり