こちらは「Aarikka」の創始者であるKaija Aarikka(カイヤ・アーリッカ)により、1984年にデザインされたマリア像。高さ33cmという大きさに、木目を生かした丸っこい造形が、とてもユニークです。
フィンランドを代表する「木」を使ったアクセサリー・ブランドAarikkaは1954年にスタートしました。発端は、カイヤがデザインしたドレスに付けるボタンを探したけれど、気に入ったものがなく、自作したことからだと言われています。このエピソードは、そのままこの作品にも受け継がれています。
見てみると、この「マリア像」は宗教というよりも、身近な「人間の暖かさ」を表しているかのよう。カイヤは自分自身のマリア像が欲しかったに違いありません。
リングの部分に1cmほど、そのほかに小さなうち傷が見られますが、全体にはとても良いヴィンテージ。裏面にAarikkaの焼印があります。


マリア像 アアリッカ