1950年代になると、マシュー・マテゴの幅広い作品の人気はヨーロッパにとどまらずロンドンやニューヨークにも広がります。それにしたがって、オランダのArtimetaという家具、照明会社に製作や販売を委託します。このマガジンラックもそのひとつです。
丸っこいアールを多用した特徴的なデザインと、ひだの付いた極小のパンチングメタルが織りなす愛らしいフォルムが、マテゴならでは。
経年したアイボリーっぽいイエローがベリーヨーロッパな印象ですが、側面や底面などに茶色に変色した跡が点々と見られます。酸化作用がある液体などが掛かったのでしょうか？ちょっと不思議な痕跡ですね。
脚面や取っ手面には経年の薄いサビがあります。また、置いた時に5mmくらいのガタが感じられます。状態を考慮した価格になります。


200321 Mathieu Mategot bookstand マガジンラック