ハノイにある「ベトナム民俗学博物館」や「女性博物館」には、沢山の"モノ"が並んでいますが、その中でも目を引いたのはバスケットでした。その作りの細やかさや経年による色味は、民藝という言葉を改めて噛み締めたくなるほどに美しいと感じさせるものがあります。

こちらの大きなラタンの蓋付バスケットは、ベトナム北部に暮らすムオン族の手によるものです。
コレクションにあったものと、ほぼ同じ大きさと細やかさの作りのものを見つけました。
ただ、展示品はこれよりももっと古く、黒に近い深みのある色合いに変化していたのですが。
こちらは作られてまだ数十年〜半世紀といったところ。それでも十分ヴィンテージとしての魅力に満ちていますが、育てる楽しみの余地もまだまだ残っています。
使用感はほぼ見られません。
状態良好