こちらは北ベトナム地方の古窯で焼かれた皿で、民族資料館で見るような風格を感じます。
譲ってもらった店の店主に聞いても、窯の名前は判然としなかったのですが、朝鮮の李朝にも通じるアジアの陶器の味なのです。それは、日本人とも共有できる感覚の交換を歴史の中に見ることかもしれません。
ぽってりした黄釉には細かい貫入があり、全体に歪みもあり、座りも悪い。つまり粗悪品かもしれません。にもかかわらず、美しいです。
状態を考慮した価格です