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ハノイの近郊の村の古窯バッチャン焼は、10世紀に始まり今でもベトナム陶器の産地として知られています。その魅力は”民衆の器”らしい気取りのなさにあるのですが、中でも古いものに見られる豪放な表現がたまらないのです。
こちらはやや大ぶりの茶碗。いや「飯碗」と言いましょうか、ご飯の上に色々なおかずを好きに乗っけて食べる日常使いの道具でしょう。片手で持っても両手でも、しっくりと収まる形に、大胆に描かれた文様(花と唐草?)がインパクトを与えています。
また、口縁をぐるっと縁取った銅が気になります。これは古くから中国の焼き物にあった「覆輪」と呼ばれる技法。ギザギザになりがちな口縁をカヴァーする実用だったのが、装飾的に用いられたもの。庶民の用具とはいえ、おしゃれ心も忘れていません。
高台の”砂かぶり”や欠け、貫入などが見られますが、良い雰囲気です。