Valentina-Modig Manuel / Vase

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当店では初めて紹介するフィンランドの陶芸家、ヴァレンティーナ・モディグ(1907-2005)の作品です。

彼女はロシア・ミンスクで生まれ、ボルシェビキ革命後に家族でフィンランドに移住しました。
アテネウム美術学校(後のアテネウム美術館)で学び、卒業後に就職した窯で作った作品が1937年パリ万国博覧会銅賞を受賞するなど、実力者として確実に認知されていったようです。

1939年になると、トゥルクに伴侶のヨーゼフ・マヌエルと共に「Studio Keramos」を設立します。
戦時中は病院として使われたいた建物に、ガス窯を設置し工房にしたようです。
当時人物や動物のフィギュアが中心のランナップでそれが人気を博しました。50年代に入ると電気窯を新たに導入し、ガスと電気それぞれの特性を生かした作品を生み出します。
第一線を退いた後も個展など開くなど、フィンランド陶芸の一翼を担うパワフルな人物だったようです。

こちら、古木の樹皮を思わせるゴツゴツとしたテクスチャーと、黒い土にうっすら水色がかった色彩のベースは、底面に彼女のサインが刻まれたアートピース。
なかなかの存在感です。

口縁に一部クラックがありますが、風合いを損なうものではありません。
状態を考慮した価格です。

Size
φ84×H227mm

From
Finland