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円筒と球体で構成された#1621はジュース・ピッチャーとされていますが、こちら円錐を二つ組み合わせた#1610はカクテル・シェーカーとなっています。なるほど「くびれ」があると面白いし、思わず手に取って見たくなるし、と思ってしまいます。
実は、この用途分けはカイ・フランクのデザイン感覚を物語ってもいます。装飾ではなく、日常生活に寄り添う構造的で美しい形は一貫してシンプルに見えますが、一方、各々がそれなりの目的に沿いながらも、逆にヒューマンな個性を放っています。つまり使い方の自由も保障されているのです。
その為か、1954年にデザインされ1965年に生産が終了したこの作品は、その後、細部のリデザインを経ながら復刻されています。しかし、小さな注ぎ口の形状や、薄いガラスと独特のカラーを持ったオリジナルの魅力には抗しがたいものがあります。
製作時に発生した少し細長い気泡が写真4で確認できます。その他に擦れや極小の気泡が、またクリーニングで落ちない水垢が底部リング状にうっすらと残っていますが、時代を考慮すると状態のよいものです。らと残っていますが、時代を考慮すると状態のよいものです。
高さ22cm