Palshusの磁器は、PerとAnneliseという夫婦から生まれました。ヨーロッパの陶芸家には夫婦なりカップルという例が少なくありません。Palshusの磁器にはそんな「共生感」を感じます。だって、カップルって、元々他人なので、お互いの意見を交換し合うことで成り立たつもの。西洋と東洋が混じり合った独自のスタイルは、二人のコラボの賜物に違いありません。彼らの活動が1975年、妻の死で終わることになったのが惜しまれます。
こちらはオリーブ色の釉薬の儚さが見て取れる一品。サイズの割にはしっかりした質量があります。湯呑み茶碗として使ってみたくなりませんか。
1950年代のスタジオピース。一箇所に丸い窯変(写真5枚目)が見られますが、トータルには状態良いヴィンテージ。