ミッドセンチュリー期、アメリカのテーブルウェア・デザインを牽引したデザイナー、ラッセル・ライトが1946年に発表したテーブルウェアのひとつ、通称「イロコイ」のマグカップ。
"Ripe Apricot"とネーミングされるブラウン系のものが再入荷しました。
1966年までしか製造されなかったヴィンテージのこのカップは、他のテーブルウェアでは考えられないほどにぽってりと分厚く、丸みを帯びた個性的なフォルム。異彩を放つマグカップになぜか魅せられます。

当時からその耐久性をアピールした「イロコイ・カジュアル・チャイナ」製品は、良質なイギリスの陶土を高温焼成し、しっかりと釉薬コーティングを施したとされます。それゆえの製品の特徴とも言える"釉薬の濃淡"が全体的に見られます。
底面の接地面には経年相応の小傷と使用感があります。
極小の素地凸がハンドル近くにありますが、ダメージではありません。
表面光沢もあり、トータルには十分コンディション良好です。