ミッドセンチュリー時代、アメリカのテーブルウェア・デザインを牽引したデザイナー、ラッセル・ライトが1947年に発表した「イロコイ」でのテーブルウェア・シリーズは、1939年に発表した人気の「アメリカン・モダン」シリーズを、さらに改良しリリースしたもの。
当時からその耐久性をアピールした「イロコイ・カジュアル・チャイナ」製品は、良質なイギリスの陶土を高温焼成し、しっかりと釉薬コーティングを施したとされます。それゆえの製品の特徴とも言える釉薬の厚みととろみ、ふくよかなフォルムがたまりません。
1966年に製造終了するまでの期間、人気を博したラインナップから、象徴的なウェアを紹介します。

こちらはシュガーポットとクリーマーがスタッキングされたユニークなアイテム。
エッジが柔らかな印象のイロコイの中でも特にふっくらとした愛らしさがたまりません。
小さな釉薬ポップはありますが、使用感も少なくとても状態の良いヴィンテージが入荷しました。