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気負わず使えるしっかりした作りと、洗いやすい形をしていること。そして何より美しいこと。53年より始まったプレスドガラスシリーズは、日々の営みの中に在る美という問いかけへのカイ・フランクが出した答えだったのではないでしょうか。吹きガラスではなく、あえてプレスによる形成を選んだことについて彼は「より工学的クォリティと、触覚感性を得るため」だったと述懐しています。優れたデザイナーとして、合理性も視野に入れていたことを忘れることはできません。
その意味で、こちらのガラスのマグは、気兼ねなく飲み物を楽しむにはうってつけのアイテムだったはずです。プレスしたボディのハンドルにはあえて透明を選択し、取り付けは職人によるもの。そのため、ハンドルの形には微妙な違いが見られます。小さく残る気泡とともに、当時のガラスならではのもの。うっすらと目に見える傷など、目立たない使用感はありますが、ダメージはなく状態の良い物。1955-1967年の間に制作されたものになります。
Kaj Franck カイ フランク ittala ヌータヤルヴィ