Kaj Franck/Hors D'oeuvre Dish "KF1" Brown

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カイ・フランクは1956年、1959年、そして1963年と3度も日本を訪れて益子、京都、有田など各地の焼き物の里を訪ねています。そして、フィンランドと日本が共通に持っている「日常生活のデザイン」への眼差しを発見することになります。僕らがカイ・フランクの作品にシンパシーを感じるのは、そんな彼の感性に根ざしているのかもしれません。
こちらは1957年ごろに作られた前菜用のテーブルウェア”Hors D'oeuvre”。通称”折り紙ディッシュ”とも呼ばれるあたりにも、日本へのオマージュが感じられます。
特筆すべきは、通常の白釉ではなく仕上がりの予測が難しい”飴釉”を使った実験的な作品という点。結果は通常のプロダクト版とはまるで違った工芸としての表情を見せています。そのため、光の角度により釉薬に陰影コントラストが生まれ、如何様にも表情を変えるのです。また、幾何学的な形をとったことには、バウハウスのモダニズムも感じられます。カイ・フランクの多様な視野が生み出した逸品と言えます。

裏面には"KF1"とアラビア社のスタンプがあります。ディフェクトや使用感もなく、とても状態の良いコンディションです。

Size
W242×D240×H40mm

From
Finland

カイフランク フィンランド